2010年9月23日木曜日

英語は非常にverbalな言語

日本語と違って、英語は非常にverbalな言語だと思う。(Oralと言うべきか?)


AudioBook (http://www.audible.com/)のマーケットが英語圏にはあって、日本には無いのが、その一つの現れではないかと思う。多くの著者が、自分の書いた本を自分で朗読してAudioBook版を出している。Richard Dawkinsは講演では自分の本の一節を朗読するということをよくやっているが、彼は自分の本だけでなく、Darwinの有名な「種の起源」までAudioBookにしている。そこまでやる日本の著者はいるだろうか?目の不自由な人向けの朗読とか子供向けの読み聞かせでなくて。


これからわかるのは、音で伝えるということが、英語によるコミニュケーションの根底になっているということだ。逆に、音のベース無しに英語を理解しようとしても、うまくいかない。もともと、本として目で読まれる事を前提として書かれた英語であってもだ。


多くの日本人が英語で壁にぶちあたっているのは、音としての英語を軽視しているからではないかと思う。いまだに中高での英語授業、音のほうはおざなりにしておいて、時間をかけるのは訳とか構文・文法の説明ばかりではないのか?


ボクは科学論文をだまって読んでいる時でさえ、良く理解できる時には、頭の中で時々英語の音が聞こえているような気がする。逆にそうなる事を目指せばいいのではないか。


また、それを延長すると、誰かが話すのを黙って聞いている時にも、頭の中でduetで付いて歌う感じで、実際には何も筋肉を動かさないように無言でしゃべることができれば、きれいに英語を話すことの前段階になると思う。そしてそういう「余計なこと」をしながらでも、ちゃんと言っている事が理解できるかどうかが、一つの習熟度/到達度のテストになると思う。だから英語は訳すな。 


大統領もAudioBookやってます:
Barak Obama: A Story of Race and Inheritance(7時間13分)
Bill Clinton: My Life (6時間12分)
Jimmy Carter: Our Endangered Values: America's Moral Crisis (4時間50分) 他5冊

2010年9月22日水曜日

Ustreamの「今後の番組」の日時表示がおかしい

Ustream、とても便利で使わせてもらっているが、Liveイベントの配信システムとしてはちょっと致命的バグがあるのでは?


「今後の番組/Upcoming shows」の所に表示されるイベントの日時が言語の選択に依存して変わってしまう。


日本時間で設定したイベント、ページの右最下部にあるセレクターで日本語を選択したときには、日時が正しく表示されるけれど、言語を英語にするとどういうわけかカリフォルニア時間にタイムゾーンが変わってしまって表示される。タイムゾーンは表示されないので、イベントの日時がとんでもないことになる。


言語の設定を変えただけで、タイムゾーンが変わるのは、どう考えてもバグだろう。
日本に英語nativeはたくさんいるし、世界各地に日本語nativeはいる。
Ustreamさん、早く何とかしてください。

2010年9月20日月曜日

「規定の修了年数」は廃止すべきだ

大学は4年で卒業する必要はない。
大学院は2年+3年で修了する必要はない。
(黒川先生もそう言っておられる: http://www.kiyoshikurokawa.com/jp/2010/04/休学のすすめ1.html


学生の期間が最も自由に何でもやってみる事ができる期間だ。新卒/既卒に関しては、どういうわけか明確に気にしている多くの企業も、卒業あるいは修了までに何年かかったかは、何か理由が言える限り、ほとんど気にしないだろう。それなら、それを最大限利用しない手はない。意味も無く時間をかけても仕方ないが、標準年数で出たって別に特に偉くはない。
大学院についても、「規定の修了年数」のような物があるとすれば廃止したほうが良いと思っているが、それを無視しても特に不利にはならないのだから、無視すればよい。ボクは気にしなかった。


もちろん、ボク自身もそうではあるが、授業料を払っている親としては、ある程度気にならないわけではない。しかし、単位を落としてしまって仕方なくといった理由でなく、留学ややりたい事があってということなら、経済状況にもよるが説得される用意はあるのではないだろうか。


ボク自身は大学は4年で卒業したが、大学院は好き勝手させてもらった。1978年に学部を卒業してから、米国でPh.D.までに8年最終的にかかったことになる。スネをかじりながら8年間遊んでいたのだろうと思われると困るので、一応断っておくと、大学卒業後の1年はある奨学金で留学させていただいた。その後大学を移って2年間くらいは、やはりだいぶ親のスネをかじらせてもらった。その後の5年間の大学院生としての生活は、TA、RA、授業料免除、2年間のフェローシップなどでほぼなんとかまかなう事ができた。米国での多くの理系の博士課程の学生は、少なくともボクが学生だったころは、仕送りや借金にたよらなくても、貧乏ではあってもやっていけた。


ボクが大学院生の頃思った事:
何かやりたいことがあるのなら、この時期にやっておくことだ。RAは学期中はhalf-timeで、本当の雇用では無い。そのかわり自由度も大きい。何しろ、免除される事は多くても、一応授業料を払っているわけだし。逆に教授のグラントから給料をもらうポスドクになったら、直ぐに成果を出せとは言わないにしても、成果を期待していることはヒシヒシとわかる。大学院をあわてて出てしまって、窮屈な環境に自分を置く事はない。それに、ポスドクだからといって大学院生より心置きなく研究ができるわけではない。むしろ逆だろうし、心配事が多そうだ。自分のフェローシップを持っていれば、少しは立場が良くはなるが、学生より良いという事はない。


全ての人に当てはまる事ではないだろうが、当時本当にそう感じていたことは間違いない。今でも、基本的にはそう思っているし、自分が間違った選択をしたとは思わない。ボスの信頼がないとやりにくいけれどね。黙ってやるのはまずい。


というわけで、1983-85にかけて、研究の傍ら一人だけの会社を作って、IBM PCに挿す視覚研究用のグレーティング刺激発生回路基板とコントロールソフトを合わせて売った。


回路図を描いて、Wire-wrapでプロトタイプを自分で作り、プリント基板のデザインを回路図とプロトタイプを基に外注してやってもらい、別の会社に基盤を作ってもらった。Fictitious business statementを新聞に出して、ビジネス用の銀行口座を作り、sales taxを免除してもらうためのresale permitを取得、部品を発注して、ハンダ付けを自分でやって、マニュアルを書いて、製品をテスト、箱に入れてUPS経由で発送し、invoiceを書いてと、一通り全部やった。1985年頃、東海岸の小さな会社に権利を売り渡した。その会社しばらくしてつぶれたけれど。(ボクの製品を買い取った事が原因ではないと思う。)権利をいくらで売ったのか、もう覚えていないが、2万ドルにもならなかったと思う。会社を大きく、ということは全く考えなかった。そもそも、そう売れる製品ではないし。一人でやる小さな会社が理想だと思った。今でも、大学発については、そういう会社がもっとあってもいいと思う。大学発のベンチャーとかいった場合に、日本では何か間違った固定観念があるような気がする。


当然、金持ちには全くならなかったけれど、Ph.D.を取ったときの自分へのお祝いとして、Mazda RX-7を買うための頭金がこれでできた。とてもよい経験になった。これで修了まで1年は余分にかかったと思うが、全く後悔はしなかった。いま大学院生だとしても、おそらくまたやるだろう。当時、一瞬弱気になった時、生物系のPh.D.取得にどのくらいかかっているのかを調べた事がある。確か、平均で7年だったと記憶している。だから、特に長くかかったとは思っていない。ちなみに、米国では博士取得までの規定の年数というのは特に決まっていない。自分が納得しているのなら、時間をかけて構わない。既に次にやることが決まっているなら、短期間で取るのも一つの方法だけど、学生という地位を存分に活用するのも全くアリだ。


迷うんだったら、やればいい。
ちょっと危ない感じがするかもしれないが、ボクの勝手な指針は当時も今もそれだ。

2010年9月10日金曜日

博士を目指さないリスク

現在修士1年の多くの大学院生の方には選択肢があります。博士号を目指しますか?興味はあっても、最近はそうは言いにくいですか。世間では、博士までやるのはバカだとかいう話しが流布されてるから?博士を目指す最大のリスクは、職があるかどうかですか?

では逆に、博士を目指さないリスク、ということを考えた事はありますか?

一部受け売りですが、ボクは博士号というのは車の運転免許のようなものだと思っています。ただ、車の運転ではなくて面白いことをやるための免許です。面白いことに挑戦することは無免許でも可能ですが、危なっかしい。口では博士は使いにくい、とか言っている企業だって、無免許の人間に本当に面白いことをやらせてくれますかね。そういう企業、きっと5~10年後には自分たちが何をやったかは都合良く忘れて、国内には人材がいないので、ウチは外国人のPh.D.を取っています、とか言ってるのかもしれません。冗談でなくて、そういう可能性は大有りだと思います。

脱線しましたが、だから、博士を目指さないリスクは、本当に面白いことはできないリスクということになります。ここに、修士で終わるか博士までかが、あなた個人にとってどう違ってくるかが凝縮されていると思います。

博士号取得後直ぐに面白いことばかりできるわけではないでしょうし、今はそんなことを考える余裕もないかもしれません。しかし、キャリヤ後半までを楽しいものにできるかどうかがかかっている決断です。夢を持ちにくい時代ですが、持ち続けられる人が幸せです。ボクが今22歳だったとしても、こう考えると思います:
It's a no brainer, if you are lucky enough to have a choice. I mean, your life -- this is it. There is no next time.

そういう選択肢を持てるという事に感謝しなければ。

(ボクは大阪nativeではないので、「おもろい」ではなくて「面白い」としています。質的な点も違うとは思いますが、おもろい>面白い、という理解でいます。ここでは面白いでいいと思います。)

2010年9月9日木曜日

Elizabeth Warrenという名前を初めて知った

ハーバード大のElizabeth Warren教授。これでもかという位にストレートに話しができる。こういう人がいるから、アメリカにもまだ希望が持てる。日本にはいないだろうな。言っている事の内容を聞いて欲しい。オバマさん、何を躊躇している。


Elizabeth Warren Says Consumer Financial Protection Bureau, That She Might Head, Is Obama’s "Strongest Financial Reform"
September 07, 2010
http://www.democracynow.org/2010/9/7/elizabeth_warren_says_consumer_financial_protection


The Daily Show with Jon Stewart
Tuesday January 26, 2010
Elizabeth Warren
http://www.thedailyshow.com/watch/tue-january-26-2010/elizabeth-warren