2016年8月5日金曜日

MITが開発した光phased arrayを使った光レーダー LIDAR

これ、すごい技術です。

光phased arrayを使った光レーダー LIDARの送受信部が集積回路化されて、6mm X 0.5mm。

今は50度、将来的には100度くらいの範囲でビームの方向を可動部分無しで電子制御で変えられる。

従来のLIDARで有名なのは、Googleの自動運転車の屋根に乗っている不恰好なバケツ型の物で、メカでレーザーを回転させている:
https://www.google.com/search?q=google+self-driving+car&client=safari&rls=en&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ved=0ahUKEwj9tvmSoKnOAhVB7YMKHdqsCl4QsAQIKw

複数個使えば、何も可動部分無しで全方位見える高精度のセンサーができます。車、ドローン、ロボット、さらにロボットの各指先で見るとかの応用。

光の時間遅れの違いだけでは無理かもしれないけれど、もうすこしやれば顕微鏡にも使えないのかな。

MIT and DARPA Pack Lidar Sensor onto Single Chip
http://spectrum.ieee.org/tech-talk/semiconductors/optoelectronics/mit-lidar-on-a-chip

2016年8月4日木曜日

ダニエル・エルスバーグ『ヒロシマの日――64年間、居眠り運転をしてきた米国』

8月6日の広島原爆投下の日が2日後になりましたね。

ここ3年くらい毎年シェアしていますが、読んだことがなければ、これだけは読んでおいた方が良いと思います。初めて読んだときは衝撃的でした。

何ヶ月か前のオバマの「空から死が」広島スピーチは全くと言って良いほど感動はなかったですが、数年前にこれの原文を読んだときは、このように考えた少年が1945年の米国にもいたというだけで、少しは救われる気がしました。

その少年が、後にペンタゴン・ペーパーズとして知られるベトナム戦争の終結を早めた内部告発をすることになります。そのために日本ではあまり知られていませんが、「ジャップをやっつけた」という巷の狂喜には加わらず、原爆のことを子供の頃から考え続けた本当の理解者の考えを知るべきだと思います。

そして、彼の考えのきっかけとなった、学校での社会科の先生の問いかけが衝撃的だった:

「パターソン先生はこの戦時下の記事をひとつ見つけていた。彼は、ウラン核分裂性発見のあとに起こりそうな展開を、科学や技術が私たちの社会的慣行よりも先行して飛躍する可能性の例として、私たちの前に提示したのだった。

「そこで、ある国が、または数カ国が、これで爆弾を製造する可能性を探ることにして、成功したとします。これによって、人類にとってどのようなことが引き起こされるでしょうか。今日あるがままの人類や国家によって、どのように使われるでしょうか。すべてを差し引きして、世界にとって良いことになるのでしょうか、悪いことになるのでしょうか。たとえばそれは平和のための力となるでしょうか、それとも破壊のためのものとなるでしょうか」。私たちは、この件について1週間以内に小論文を提出することになった。」

まさに、クラスで問いかけの模範例ですよね。

こんなことを考えたのは、全米でもこのクラスたった一つだったのかもしれない。でも、これができる国に竹槍を作り大和魂とか言っていた日本が到底勝てるわけが無い。

この1クラスで考えた一人が米国の戦争の歴史を少し良い方向に変えることになった。そのことと無関係ではないと思っています。

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速報838号 ダニエル・エルスバーグ『ヒロシマの日――64年間、居眠り運転をしてきた米国』
投稿日 2010年1月14日

http://www.tup-bulletin.org/?p=877

英語の原文はこちら→
http://www.truthdig.com/report/item/20090805_hiroshima_day_america_has_been_asleep_at_the_wheel_for_64_years

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